6月に入りそろそろ梅雨の時期がスタートしますね。
湿度が高いジメジメしたこの季節は、アパートのお部屋の湿気対策が必須です。
快適なお部屋の環境作りのためにしっかり対策をしていきましょう。
アパートのお部屋の湿気が溜まりやすい場所
お風呂や洗面所
浴室で、シャワーやお風呂を使用することで湿気が発生します。
洗面所も洗濯機を使ったり歯を磨いたりして水を使用しますから湿気がたまりやすい場所のひとつです。
下駄箱
玄関の下駄箱は、湿気がたまりやすい場所です。
靴自体が湿っている場合や、足から発生する汗などが靴に染み込んでいる場合があります。
これらの湿った靴が下駄箱内で放置されると、湿度が上昇してカビの発生を引き起こしたり嫌な臭いが発生する可能性があります。
クローゼットや押し入れ
クローゼットや押し入れは、空気の循環が制限されるので、湿気がこもりやすくなります。
閉めたままにしておくと湿った空気が十分に排出されず、新鮮な空気が入ってこないので、湿気がたまりやすくなります。
脱いだばかりの衣類などは湿気を含んでいるので、すぐにしまうとクローゼットや押し入れ内の湿度が上昇します。
また湿った洗濯物をしまい込んだりした場合にも湿気が増える可能性があります。
窓
十分な通気が確保されていない場合、窓の近くに湿気がたまりやすくなります。
梅雨の時期は大気中の水蒸気が多く、湿度が高くなります。
この湿気たっぷりの空気が窓に接触すると、窓の表面や近くの冷たい部分に結露することがあります。
キッチン
水の使用が多いキッチンには、湿気がたまりやすい場所。
加熱調理や炊飯器使用などによる水蒸気も多く発生します。
賃貸アパート湿気対策5選!
風通しを良くする
湿気を取り除くためには、風通しを良くすることが1番重要です。
窓を開けて換気を行うだけで、湿気の蓄積を防ぐことができます。
窓が複数ある場合は、対角線にある窓2か所を開けることでより効率的に風通しができます。
特に、朝晩の気温が下がる時間帯に窓を開けると効果的です。
また、室内に換気扇がある場合は、定期的に清掃して効果を最大限に発揮させましょう。
扇風機やサーキュレーターを活用するのもいいですね!
窓周りの結露対策には
- 結露の水分を拭き取る
- 観葉植物や水槽を置かない
などの対策がおすすめです。
適切な湿度の維持
湿気を防ぐためには、適切な温度と湿度を保つことも大切です。
温度は快適な範囲で保ち、湿度は40〜60%程度に抑えることを目指しましょう。
これには、エアコンや除湿機の活用が有効です。
エアコンを使う場合は、適切な設定温度や除湿モードを選ぶことがポイントです。
水回りのケア
アパートの湿気の原因の一つとして、水回りの問題が挙げられます。
シャワーやお風呂の後は、カビや湿気の発生を防ぐために換気扇を適切に使いましょう。
換気扇の電気代は、1ヵ月つけっぱなしにしていても意外と安いので、梅雨の時期はフル活用がおすすめ。
また、浴室、洗面所やキッチンの水周りも定期的に清掃して、水滴はこまめにふき取り湿気の溜まり場にならないように気を付けることも大切です。
もし水漏れがある場合は、早急に修理することが重要です。
水漏れがあると、湿気や水分が壁や床に浸透してカビの発生源となります。
入居者さんには、「善良なる管理者の注意義務」をもってお部屋を管理する義務があります。
お部屋の床・壁・天井・窓ガラス・風呂・トイレ・キッチン・玄関・廊下などの専有部分はすべて対象範囲。
放置しないで、管理会社やオーナーさんに報告して対応を依頼しましょう。
家具の置き方を工夫
衣類タンスや家具の置き方も見直してみましょう。
家具を壁に密着させず、少しの隙間を作ることで空気の流れを促進します。
湿気が壁に直接伝わりにくくなるため、カビや湿気の発生を防ぐ効果があります。
家具の配置を考える際に、壁との間に適度なスペースを確保するようにしましょう。
また、家具の下部には床からの空気の流れを確保するためのスペースを空けることも効果的なので、家具は脚付の方がおすすめです。
衣類や布団の乾燥
湿気がこもりやすい場所であるクローゼットやタンスの中の衣類や布団は、湿気を吸ってしまいがちです。
クローゼットや押し入れの扉は、定期的に開放して空気の入れ替えをしましょう。
特に寝具は、寝ている間にかく汗を吸い込んでいますから乾燥機を使用して湿気を逃がすことも有効です。
またクローゼットや押し入れに除湿シートや除湿剤を上手に配置してみるのもおすすめです。
まとめ
今回は、アパートのお部屋の湿気対策についてご紹介しました。
快適な一人暮らし生活を送るためにも、お部屋の湿気対策は欠かせません。
生活環境を見直して湿気対策を実践してみてください。