【閲覧注意】ゴミ部屋の入居者と対峙…管理会社ができること

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ゴミ部屋発覚!

それは、ある日のこと。

管理しているアパートの2階に住む大家さんから、ある問題が報告されました。

「1階に住む入居者が窓から出入りしている」

という内容の連絡でした。

さて、鍵でも紛失したのか?!

それとも何か他の事情があるのだろうか…。

気になりつつも、確認のために現地へ向かうことにしました。

入居者は不在であったものの、窓越しに中の様子を除いてみるとそこには天井近くまで積み上げられている荷物の山が…

アパート管理をしていると、時折遭遇する「ゴミ部屋問題」

ゴミ部屋には、様々な問題が伴います。

  • 悪臭がする
  • ゴキブリやネズミなどの害虫が増える
  • ネズミが電気コードをかじったりして起こる火災の懸念
  • 周辺住民へ迷惑をかけ、アパートの価値が下がる
  • 部屋の改修費用が高額になる

など悪影響のオンパレードです。

入居者とお部屋確認

早速、入居者(60代の一人暮らしの男性)と連絡を取り、再度部屋の確認へ。

玄関が荷物で塞がっているので、窓越しにお話しすることになりました。

この時点で、かなりの悪臭を感じる。

が、ここで怯んではいられません。

とりあえず、部屋の中の様子をもう少し確認するため恐る恐る覗き込むと前回以上に衝撃の光景が広がっていました…

1Kのお部屋の床が見えないどころではなく、天井の照明近くまでゴミや荷物が積み上げられてる状態。

入居者はその荷物の上で暮らしているという。

しかもトイレへ通じる道も断たれており一体全体、どうやって生活していたのか想像もつかない…

これでは、一刻も早く改善しないとお部屋が傷み、修繕費用も膨大になります。

ゴミ部屋問題解決への道

入居者と話し合いスタート

ごみ部屋の入居者さんとの話合いで1番難しいのが、荷物やゴミに対する認識の差です。

こちらからみれば、「これ明らかにゴミでしょ…?」

と思っても入居者さんはそうは思っていないということも多く、なかなか話を前に進めることが困難な場合も。

今回のごみ部屋の入居者さんの話を伺うとゴミ部屋になったのは数年前からで、病気で入院したことがキッカケだったとのこと。

膨大な荷物とゴミを目の前に途方に暮れながらも先の見えない話し合いがスタートしました。

共感と協力

今回のゴミ部屋を解決するために、私達は先ず、入居者さんが抱えていた問題やストレスに共感することから始めました。

これは、なかなか忍耐力が鍛えられる作業です…

そして「これを解決するのは私たちの共同の課題」というメッセージを伝え、共に進んでいく意志を示しました。

小さなステップの積み重ね

一朝一夕にはいかないことを理解し、小さなステップを踏むことから始めました。

入居者さんと共に

  • どの部分から片付けるか
  • どのアイテムが必要か
  • いつまでにやるか

などを話し合い、具体的な細かな行動計画を立てました。

解決への道

そして半年以上という長い時間をかけ徐々に、部屋は片付いていきました。

床が見えてきた!!

入居者さんの努力と協力が実り、ゴミ部屋は見違えるようになっていきました。

今後再発しないことを願いつつ大家さんの協力も得ながら生活の様子を見守りつつ管理をしていければと考えています。

まとめ

アパートのゴミ部屋問題は、専用部分のため管理会社でも発見するのが難しいのが現状です。

またゴミ部屋に遭遇した時の絶望感…半端ないです!

ただ、今回の経験を通して焦らずに進んでいけば解決ケースもあることを学びました。

アパート管理ゴミ部屋の入居者

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