ちょっとしたリフォームでお部屋の印象は、ガラリと変わることがあります。
同時に住む方が快適に過ごせる空間作りも欠かせません。
今回は、オーナー様のご要望にお応えした弊社の賃貸リフォームについてご紹介したいと思います。
賃貸アパートリフォーム
今回のリフォームしたお部屋(102号室)
- 築年数:50年
- 戸数:4戸 (1階:2部屋 2階:2部屋)
- 1K
- 現状:空き1部屋
リフォームのキッカケは、101号でシロアリの被害があったことでした。
そのため102号も一緒に調査をする事になりました。
きちんと調べるために、102号室の入居者様に空き部屋へ一時移動していただき、せっかくなのでシロアリ調査と同時にリフォーム工事をすることになりました。
ヒアリング
今回の工事にあたり、オーナー様より
- デッドスペースの有効活用したい
- 防音仕様にする
- 新しい設備にする
というご要望にも応えたリフォームになりました。
お話を伺うと102号にご入居している方は、なんと約30年以上という長い間このお部屋でお暮しいただいているとのこと。
オーナー様は、そんな入居者様への感謝と共に「これからもずっと住んで欲しい、もっと住みやすい工夫を何かできないか…」という心情をお話しくださいました。
私達もオーナー様の熱い想いをひしひしと感じながら今回のリフォームプロジェクトに臨むことに!
以前の投稿でも、弊社に建築部があることを紹介させていただきました。
「どうしたら少しでもご要望に近づけるか」を考えながらオーナー様の熱い要望に応えるべく、今回も不動産部 × 建築部 で協力するシーンを増やしました。
リフォームの流れ
102号室の北側をメインに天井・壁・床を解体。
※101号では北側にシロアリ被害があった為
その他は一部解体をしました。
解体した部分を中心に調査。
漏水・シロアリの被害がない事を確認。
解体した部分(下地が見えている箇所)に防虫剤散布。
※復旧にて新規で入れた構造材等にも防虫剤散布。
- 床の貼替
- クロス貼替
- 設備の交換
リフォームのポイント
天井
調査の為に解体した天井をそのまま復旧(閉じる)のではなく、ロックウールという防音材を敷いて復旧しました。
防音材の特性を活かしたロックウールは、防音はもちろん断熱、火災、湿気に強い!
同じく解体した壁面部分においては、通常使用する石膏ボードより厚みのある石膏ボードを2枚使用し復旧(閉じる)しました。
通常は、9mm厚を1枚ですが、今回は12mm厚を2枚使用。
これにより、遮音効果を発揮し、より快適な生活になった!..と思います。
デッドスペースの有効活用
今回、キッチン、吊戸棚、レンジフード、トイレ、水栓(キッチン、風呂)、エアコン、各種照明を新しく交換しました。
特にトイレがこだわりポイントです。
リフォーム前のトイレは、狭くで少々使いづらいとのことでした。
そこで、トイレのドア前のデットスペースを活用してトイレ内のスペースを広くすることに。
建築部へトイレのドアを撤去して壁を解体する作業を依頼しました。↓
次に、古いトイレを撤去して床下には防虫剤を散布しました。
トイレのドアを引き戸にしてデットスペースを有効活用したことで、トイレが広い空間になりました。
リフォーム前は狭かったトイレが、快適空間に!
まとめ
今回のリフォームは、既存の構造を生かしつつ必要な箇所の改善をしたことで、オーナー様はもちろん、入居者様にも喜んでいただけました。
今後も一層快適なお部屋のリフォーム提案をしていきたいと思います。