賃貸経営を続けていると、長期間ご入居いただいた物件の設備には必然的に経年劣化が発生いたします。
特に毎日使うお風呂やキッチンなどの水回りは、入居者さんの快適な暮らしに直結する大切な部分。
新しい入居者さんが物件を選ぶ時も、水回りの状態は必ずチェックされるポイントです。
今回は、長期間住んでいただいた入居者さんが退去された際に、思い切って「浴室まるごとリフォーム」を実施した事例をご紹介します!
安全性もアップして物件の価値も上がり、スムーズに次の入居者さんが決まった成功事例です。
【工事前の状況】傾斜が生じたユニットバス
入居者さんが退去された後、室内をチェックしてみると、ユニットバスに明らかな傾きがあることがわかりました。
実際に浴室に立ってみると体で感じるレベルの傾きで、見た目にはまだ使えそうでしたが、お湯を溜めた時の重さを考えると、ちょっとした補修だけでは安全面で心配な状況でした。

【オーナー様との協議】現地確認による課題共有
退去のタイミングでオーナー様に現地へお越しいただき、以下の点について詳しくご説明いたしました。
・コーキング補修等では抜本的解決に至らないこと
・継続使用時の安全性リスクについて
現地での状況確認を通じて、居住者様の安全確保と資産価値保全の観点から、浴室設備の全面交換をご決断いただきました。
【施工における重点項目】根本原因の解決と予防策
工事着手前の詳細調査により、長年の使用によるユニットバスの架台ボルト部の劣化が傾斜発生の主要因であることが判明しました。

今回の工事では、この根本原因に対する十分な補強工事を実施し、将来的な同様トラブルの再発防止に万全を期して施工いたしました。
【工事完了後】快適な浴室に!
大規模工事となりましたが、完成した浴室は、清潔感あふれる快適な空間として生まれ変わりました。

【リフォーム成果】迅速な入居決定を実現
社内の施工チームで対応したため、外部業者に頼むより工期を大幅に短縮することができ、リフォーム工事中から入居募集をスタート。
その結果、短期間で新しい入居者さんとの契約が決まりました!
安全性がしっかり確保できただけでなく、入居促進効果も抜群で、オーナーさんにもとても喜んでいただけました。
まとめ
水回り設備は建物の安全性・居住快適性に直結する重要設備です。
入退去時の適切な現状把握とタイムリーなリフォーム実施は、効果的な空室対策となります。
さらに重要なのは、表面的な対処ではなく根本原因を特定し、再発防止策を講じることです。
これにより長期間にわたって安心・安全な住環境を維持することが可能となります。
当社では社内工事体制による迅速対応と確実な施工技術で、オーナー様の大切な資産価値を守りながら、効果的な入居促進をサポートしております。
何かお困りのことがございましたら、IKIへお気軽にご相談ください!