引っ越しの際に良い方位（方角）と悪い方位というものがあることをご存じでしょうか？
これは、九星気学という学問に基づいて吉凶を判断するというもの。
昔から、良い方位に引っ越しをすれば運勢を味方にすることができるとされています。
逆に悪い方位へ動くと運気が低下するといわれています。
2023年引っ越しのご予定がある方は、吉方位を取り入れて運気UPを図ってみてはいかがでしょうか。
引っ越しの方位
昔から引っ越しで新し場所へ移る時は吉方位を取るということがよくおこなわれてきました。
それは、自分と相性のいい方位へ動くと運を味方にできるからです。
九星気学では、自分の生年月日によって決まる本命星（一白水星、二黒土星、三碧木星、四緑木星、五黄土星、六白金星、七赤金星、八白土星、九紫火星）を基に吉方位が決まります。
また、自分の本命星は変わりませんが、良い方位や悪い方位は毎年そして毎月変わります。
ですから家族全員で引っ越しする場合は、全員が良い方位というのはなかなか難しい場合も。
またあまり気にしすぎると身動きが取れません…
そこで、ここでは2023年の引っ越しで万人が気を付けたい「3大凶殺」をみていきましょう！
とりあえず、この方位だけは避けるようにしてみてください。
2023年万人に悪い方位
2023年（癸 卯 四緑木星）の方位は、2月4日の立春の運気の変わり目からスタートします。
今年、全ての人が気を付けたい方位は、
- 「北西」・・・五黄殺
- 「南東」・・・暗剣殺
- 「西」・・・歳破
引っ越しの際は、今の自分の住んでいる場所から上記への方角は凶となります。
五黄殺
五黄殺（ごうさつ）は、自らの行動が原因で災いが起きる方位です。
車を運転していたら前の車をぶつけてしまった…など自滅型のトラブルが起きやすいということ。
暗剣殺
暗剣殺（あんけんさつ）の方位へ動くと、他動的なことで災いを被るとされています。
暗闇でいきなり剣で切りつけられるような突発的な災難を意味します。
自分以外の誰かや物事が原因でトラブルに巻き込まれたりすることが起きやすい方位。
歳破
歳破（さいは）は、五黄殺と暗剣殺と合わせて「三大凶殺」といわれています。
「破」は破れるという意味ですから本来は、まとまるような契約、商談、約束などが順調に進まないことも。
本命殺
引っ越しの際に悪い方位として「本命殺」というものがあります。
これは自分の生年月日から導き出す本命星が巡る場所が凶方位になるというものです。
（自分の本命星を知りたい方は本命星でこの表で確認）
毎年変わるこの本命殺の方角に動くと、自分に災いを引き寄せることが起きるとされています。
また本命殺の真向かいの方位は「本命的殺」といってこれもあまり良くない方位とされています。
悪い方位への引っ越し対策
では、悪い方位に引っ越しが決まっている場合はどうしたらいいのでしょうか？
方位が悪いから引っ越しをやめる…というわけにもいきませんよね。
気にしないのもひとつの方法ですが、知ってしまった以上気になるのが人の性です。
そんな時は、凶方位の悪い影響を避けられる方法があります。
方違え
この方違え（かたたがえ、かたちがえ）という方法は、悪い方向にまっすぐ行かずに一旦別の方向へ迂回して目的地へ行くという方法です。
これは、平安時代の貴族達が、陰陽道に基いて行っていた風習です。
一旦、吉方位に転居するのがベストですが、難しい場合が多いですよね！
なので、吉方位へ２～３日旅行したりそれが難しい場合はホテルに１泊するなど別の場所で過ごしてから引っ越し先へ行くようにしてみましょう。
あくまでも縁起担ぎなので、自分の気が済む範囲で方違えをしてみてくださいね！
方位除け
次にご紹介したい方法は、方位除け神社への参拝や祈祷です。
全国的に有名なのが大阪堺市にある「方違神社」（ほうちがいじんじゃ）です。
この神社には、引っ越しや旅行、家の新築などの前に参拝する方がたくさん訪れる場所です。
なぜこの神社にご利益があるといわれているのか？
というとそれはこの神社の立地に由来します。
方違神社の場所は、大阪市の南部に隣接し、摂津・河内・和泉の三国の国堺いの『三国山（丘）』と呼ばれていたところに位置しています。
所在地：〒590-0021 大阪府堺市堺区北三国ヶ丘町2-2-1
