弊社は、建築部がある管理会社なので、お部屋のリフォームにも素早く対応できるところが強みです。
入居者さんの退室後リフォームやなかなか決まらないお部屋のリノベーションは、アパート経営においては、大事な課題ですね。
そこで今回は、「予算はあまりないけれど、お部屋のここだけは良くしたい!」
というオーナーさんのご要望にお応えした室内に洗濯機置き場を作るというワンポイントリノベーションをした例をご紹介します。
ワンポイントリノベーション/室内洗濯機置き場
アパートも築年数が経ってくるとオーナー様も色々と気になる所が増えてくるようです。
空室対策にリノベーション工事をしたいというご相談も多いです。
ですが、空室対策も物件ごとに改善するポイントがありますので、たくさんお金をかければいいというものでもありません。
そこで、弊社も色々な角度からご提案をさせていただいています。
今回は、限られた予算内で、お客様に選ばれるお部屋にするためにどこを最優先にリノベーションをするのかをご相談させていただきました。
リノベーションの対象物件のお部屋は、
築15年・1K・1階・室外洗濯機置き場
一般的な一人暮らし用のお部屋です。
オーナー様とご相談をさせていただき、今回は、洗濯機置き場を室内へ移動するというリノベーションを行いました。
室外洗濯機置き場のメリットとデメリット
洗濯機が室外にあるお部屋だから入居が決まらないということはありません。
なぜならそれぞれにメリット、デメリットがあります。
お部屋を探している方からみたメリット・デメリットをみてみましょう。
洗濯機置き場が室外のメリット
- 部屋が広く使える
- 洗濯音が気にならない
- 賃料が比較的安め
- 万が一水漏れしても部屋が水浸しにならない
洗濯機置き場が室外のデメリット
- カバーをしないと洗濯機が汚れる
- 洗濯機、洗濯物の盗難リスクが気になる
- 真夏や真冬は洗濯がつらい
- 洗濯機の寿命が短くなる
お部屋を探す方にとって、洗濯機置き場が室内か室外かは、メインになる判断材料ではありません。
他のお部屋と比べて迷った時に最終的に判断するポイントという程度でしょうか。
ただ、今回のリノベーション工事のお部屋は、道路際に洗濯機置き場があるため防犯上の問題もあって特に女性のお客様からは敬遠されるのでは?
という点を考え、室内に洗濯機置き場を作ることをメイン予算を組んでリノベーションをしました。
ワンポイントリノベーションの流れ
ワンポイントリノベーションの流れをみていきましょう!
オーナー様からのヒアリングでは、
- 空室期間を短くしたい
- 家賃を維持したい
- 外観を良くしたい
- 費用はなるべく抑えたい
という要望を伺いました。
室内に洗濯機置き場を置くスペースを取るとお部屋が狭くなるというマイナス面があります。
そこで今回は、既存の収納スペースの中に洗濯機置き場を作るというご提案をさせていただきました。
収納代わりには壁に洋服等をかけるフックや棚を設置。
また、道路側の敷地内にパーテーションを設置して防犯効果も高める。
そして他のアパートと比較しても差別化できるよう、「インターネット無料設備」も一緒に導入することもご提案。
新設した場合と既存収納スペースを利用した場合の2種類のお見積りをご提案しました。
そして比較していただく事で金額、施工内容のメリットをご理解いただきました。
施工業者とも綿密に現地にて打合せを行います。
また、オーナー様にも現地に来ていただき、施工の説明を行い、イメージを膨らませてもらいます。
工事は決められた時間(9:00~17:00 ※12:00~13:00休憩)に行い、円滑に進めていきました。
工事内容も大事ですが、意外に大事になってくるのが他室の入居者と近隣の方への配慮です。
事前に工事内容と期間をお伝えしていないとクレームになるケースがあるからです。
ワンポイントリノベーションビフォーアフター
今回のリノベーション後、すぐに20代女性のお客様の入居が決まりました!
お部屋を探している方が喜んでくれそうなところをワンポイントリノベーションをしたことで、オーナー様にもお客様にも満足していただけるような工事ができて良かったです。
まとめ
今回のワンポイントリノベーションは、
双方に満足していただける結果となりました。
少しだけでも手を加えることで、大きく展開が変わっていくこともあるので、オーナー様と連携をとりながらより良いアパートの環境造りを継続していきたいと思っています。