賃貸アパートを維持する為のメンテナンス! ~屋根・外壁編~

目次

賃貸アパートのメンテナンス

永続的にアパート経営する為には、建物を維持し守っていかなくてはなりません。

ですから定期的なメンテナンスは必要不可欠です。

例えば、お部屋内の設備(給湯器やエアコンなど)の交換目安は10年と言われています。

もっと細かいことを言えば、水栓を止めているのに水がポタポタと垂れてしまう…ということも起こります。

様々な原因がありますが、水栓内のパッキン(隙間を埋める材料)が摩耗していて効果を発揮しないが故に水がポタポタと垂れてくる現象もしばしばです。

弊社では退去したタイミングなどで、パッキンの交換も行います。

賃貸アパートメンテナンス/外装・屋根編

部屋内の話をしましたが、外も例外ではありません。

今回は、弊社管理物件の屋根工事と外壁塗装を紹介させていただきます。

今回施工した建物は、昭和57年に建てられた木造スレート葺2階建のアパートになります。

建てられてから今日まで、屋根工事や外壁塗装などは一切していない状態でした。

施工のきっかけは、弊社が管理を引き継いだタイミングでした。

管理会社変更のお知らせを出したタイミングで、2階の居住者から、

「天井から水が垂れてくる、収納の下段が雨の日になると濡れるので一度見て欲しい」

という内容の連絡をいただいたからです。

梅雨のシーズンも近づいていたので、急いで現地調査に向かうととんでもない光景が待ち構えていました!!

屋根を確認すると・・・

赤丸部分 → 棟板金、貫板がありません!

青丸部分 → かろうじて貫板が残っているものの、棟板金はありません…

という状態でした。。。

「そりゃ、漏水するわ・・」という言葉しか出てきませんでした。

本来、屋根は、下の構造図の様になっています。

屋根の頂点部分は、雨水が集中する場所になってます。

棟板金がなければ、雨水が屋根裏や天井に侵入し、雨漏りの原因となります。

その他もありました。

白くなっているのは下地(アスベスト)が丸見えの状態です。

屋根材もひび割れしている箇所がありました。

ここまでくると屋根塗装はできません。

工事内容

今回はカバー工法という施工方法を採用しました。

カバー工法とは、古い屋根のうえに軽い屋根を張ってかぶせる工事方法のことです。

  1. 既存 棟板金、貫板の撤去
  2. 既存屋根材の上に防水シートを貼る
  3. 新しい貫板の設置新
  4. 新しい屋根材の設置
  5. 新しい棟板金の設置
  6. コーキング処理

の工程で行います。

STEP
既存 棟板金、貫板の撤去
STEP
既存屋根材の上に防水シートを貼る
STEP
新しい貫板の設置新
STEP
新しい屋根材と棟板金の設置・コーキング処理

防水シートと屋根材が新しくなることで、長期にわたる屋根本体の機能を取り戻すことができます。

天井からの漏水もピタっと止まりました。

幸いなことに2024年は平年よりも14~15日遅い梅雨入りになり、余裕をもって無事故で施工を終えることができました。

折角足場を組むなら という事で外壁塗装も並行して行いました。

ただ外壁塗装もするのではなく、

  • クラック(ひび割れ)している箇所の補修
  • 不要になった電線の撤去(東京電力)
  • 雨樋の交換

など、足場がないと対応できない箇所も修繕することができました。

今回の工事もオーナー様も大満足の結果となりました。

まとめ

定期的に建物とアパートのメンテナンスを行うことで建物が長持ちします。

入居者さんの満足度も上がり、最初に目に入る外観がきれいであれば、印象も良いですよね。

これからもオーナー様と連携し住み良い住空間を提供していきます。

賃貸 アパート 屋根 メンテナンス

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