「お部屋探しでは、家賃や間取り、駅からの距離ばかり気にしていませんか?」
もちろん、家賃や立地、間取りは、お部屋を選ぶうえで大切なポイントです。
しかし、実際に住み始めてからの快適さを左右するのは、それだけではありません。
毎日、賃貸物件の管理や入居者様からのご相談、設備の不具合やトラブルへの対応に携わっている不動産管理会社のスタッフに、「自分が単身用アパートを借りるなら、どこを重点的に確認するか?」という社内アンケートを実施しました。
今回は、その結果をもとに、不動産管理のプロが内見時に確認したいポイントをご紹介します。
これから一人暮らしを始める方や、お引っ越しを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
1.まず確認したいのは「共用部」の管理状態
今回のアンケートで、スタッフから多く挙がったのが、ゴミ置き場・共用廊下・駐輪場などの管理状態でした。
共用部は、入居後に毎日のように目にする場所です。
室内の綺麗さだけでなく、建物全体がどのように管理されているかにも注目してみましょう。
不動産管理のプロがチェックするポイント

ゴミ置き場が清潔に保たれているか
ゴミが散乱していたり、分別されていないゴミが放置されていたりしないかを確認しましょう。
ゴミ置き場の状態は、入居者の利用状況や、管理が行き届いているかを知るための一つの目安になります。
共用廊下や玄関付近が整理されているか
私物が置きっぱなしになっていないか、不要な物が放置されていないかを確認します。
共用部の整理整頓は、安全性や日々の暮らしやすさにも関わります。
駐輪場や共用灯などが適切に管理されているか
駐輪場が整理されているか、共用灯が切れたままになっていないかなども確認したいポイントです。
共用部は、自分で掃除や修繕をして改善できる場所ではありません。
入居後の快適な暮らしを考えるなら、室内だけでなく、建物全体の管理状態にも目を向けることが大切です。
また、共用部が綺麗だからといって必ずしもトラブルが少ないとは限りませんが、管理会社やオーナーさんが適切に維持管理しているかを判断する材料になります。
2.入居後の快適さや出費に関わる「設備・水回り・生活音」

内見時には、壁紙や床の綺麗さだけでなく、設備の状態や水回り、音の伝わり方なども確認しておきましょう。
入居後に設備の故障や騒音などの問題が発生すると、日常生活に大きな影響が出ることがあります。
不動産管理のプロがチェックするポイント
エアコンや給湯器の製造年・設置年
エアコンや給湯器などは、見た目が綺麗でも使用年数が長くなっている場合があります。
内見時には、可能であれば製造年や交換時期を確認しておくと安心です。
特に給湯器などの設備は、経年劣化によって故障のリスクが高まります。
古い設備だからといって必ず故障するわけではありませんが、設備の状態を事前に把握しておくことは大切です。
キッチン・洗面台・浴室などの水回り
蛇口から水が正常に出るか、排水がスムーズか、水漏れや異臭がないかなどを確認しましょう。
目に見える範囲にシミや腐食がないかもチェックしておきたいところです。
特に上階の部屋では、万が一の漏水が階下に影響する可能性もあります。
水回りの状態を確認し、気になる点があれば不動産会社に質問しておきましょう。
隣室や上下階からの生活音
壁や床の構造、建物の造りによって、音の伝わり方は異なります。
内見時には、周囲の音がどの程度聞こえるかを意識してみてください。
ただし、内見の短い時間だけでは、実際の生活音を十分に把握できないこともあります。
気になる場合は、建物の構造や過去の修繕状況などについて、不動産会社に確認してみるのも一つの方法です。
室内の臭い
玄関を開けたときや、キッチン・洗面所・浴室などで、気になる臭いがしないかも確認しましょう。
排水口からの臭いやカビ臭さだけでなく、普段と違う不自然な臭いがする場合も注意が必要です。
過去には、ご案内した部屋の臭いが気になるというお客様のご相談を受け、管理会社へ問合わせをしたところ、屋根裏にハクビシンが入り込んでいたというケースもありました。
少しでも違和感があれば、その場で不動産会社に伝え、原因を確認してもらうことをおすすめします。
3.意外と見落としがち!「どんな管理会社が管理しているか」

お部屋探しでは、物件の設備や立地に目が向きがちですが、私たち不動産管理会社のスタッフが重視しているのが、入居後のトラブルや設備不具合に、どのような体制で対応してもらえるかという点です。
どれだけ気に入ったお部屋でも、実際に住み始めてから設備の故障や水漏れ、騒音などの問題が発生する可能性はあります。
そんなとき、連絡先が明確で、必要に応じて状況確認や修繕の手配を進めてもらえる体制が整っていると、安心して生活しやすくなります。
不動産管理のプロがおすすめする確認方法
管理会社の連絡先や問い合わせ方法を確認する
設備の故障や緊急時に、どこへ連絡すればよいのかを事前に確認しておきましょう。
営業時間外の対応窓口があるかどうかも、必要に応じて確認しておくと安心です。
修繕やトラブルへの対応体制を質問する
「エアコンが故障した場合は、どこに連絡すればよいですか?」「水漏れなどの緊急時は、どのように対応してもらえますか?」
といった具体的な質問がおすすめです。
仲介担当者に管理体制について聞いてみる
「この物件はどこの管理会社が管理していますか?」「入居後の設備トラブルは、どのような流れで対応してもらえますか?」
と質問してみましょう。
管理会社によって、連絡方法や対応体制、管理業務の内容は異なります。
入居前に確認しておくことで、入居後の対応についてもイメージしやすくなります。
4.契約前に確認しておきたい「管理ルールと費用」

快適な一人暮らしを送るためには、建物の状態だけでなく、入居後のルールや費用についても確認しておくことが大切です。
不動産管理のプロがチェックするポイント
ゴミ出しの曜日・時間・分別ルール
ゴミ出しのルールは物件によって異なります。
自分の生活リズムに合っているか、ゴミ置き場の利用方法に問題がないかを確認しておきましょう。
駐輪場や駐車場の利用条件
自転車やバイクを利用する方は、駐輪場の有無だけでなく、利用料金や登録方法、台数制限なども確認が必要です。
家賃以外にかかる費用
管理費・共益費、保証会社の利用料、火災保険料、更新料など、契約時や入居後に必要となる費用を確認しましょう。
月々の支出だけでなく、初期費用や更新時の費用も把握しておくと、無理のない資金計画を立てやすくなります。
家賃が予算内であっても、その他の費用や生活ルールが自分に合っていないと、入居後に不便を感じることがあります。
契約前に不明点を解消しておくことが、後悔のないお部屋選びにつながります。
まとめ|入居前のチェックが、入居後の安心につながる
単身用アパートを探す際は、家賃・間取り・駅からの距離だけでなく、次の4つのポイントも確認してみてください。
内見・契約前のチェックリスト
- ゴミ置き場・共用廊下・駐輪場などが適切に管理されているか
- エアコン・給湯器などの設備の状態や、水回りに問題がないか
- 生活音や室内の臭いなど、気になる点がないか
- 管理会社の連絡先・管理体制・入居後のルールや費用
お部屋探しでは、どうしても室内の広さや綺麗さ、家賃などに目が向きがちです。
しかし、実際の暮らしやすさは、建物全体の管理状態や、入居後に困ったことが起きた際の管理会社の対応にも左右されます。
お部屋を決める前の確認はもちろん、住み始めてからの安心も大切です。
弊社では、自社管理物件の管理業務で培った経験を活かし、お客様が安心して暮らせるお部屋探しをサポートしております。
これから一人暮らしを始める方も、お引っ越しを検討されている方も、物件選びで気になることがございましたら、お気軽に弊社までご相談ください。